2014年4月3日木曜日

第47回:人生が変わる!

OA関節の治療。
最近とても大切にしている。治療の最後にはかならず調整するようにしている。

フライマン先生によると、新生児の7~8割は後頭骨のなんらかの障害があるようだ。
しかし、そのほとんどの場合、泣いたり、母乳を飲んだりして自然に矯正されていく。

私の感覚では、成人の3~4割は左右どちらかのOA関節に障害が残っているように思う。特に右側が多い。

後頭骨を調整することはとても重要な意味を持つ。
脳神経、中枢神経系、自律神経系、血管。
身体を流れるエネルギーの流れも変えることができる。
できることなら人生の早い段階で障害を取る方が望ましい。

つい先ほど、ある患者さんのお母さんから連絡を頂いた。
その患者さんは、生後6か月の赤ちゃんである。
生後数日、授乳中にてんかん発作が起こり、その後も月1回くらいの頻度で起こっていた。

妊娠前から出産前後とお母さんを治療していたこともあり、生まれたばかりの大切なお子さんの治療を任せて頂いた。

側頭骨の不安定な動きとともに右OA関節に凄い緊張を感じる。
出産が大変だったことを物語っているようだ。

ゆっくり、ちょっとずつ取り除いていく。
間違えると発作が起こりそうな感じがある。

そんななか2回前の治療の時に、その緊張がスゥッと抜けていく感覚を得る。

その直後から明らかに首の動きに変化が現れる。
頭の動きにも変化が現れる。
治療中に目が合う回数も増えてきた。

前回の治療でもOA関節はスムースに機能していた。

これはいけるかも。

先ほどの連絡は、本日お子さんの脳波を再検査したところ、てんかん波が消えていたというものだった。

久々に鳥肌が立った。嬉しい。

この6カ月間、ご家族の方の心配は大変なものだったろう。
特に、お母さんは産後直ぐから病院を行ったり来たり。

いつ治るともはっきり分からないなか通い続けて頂いた。
本当に良くなるのか?などの心配もあっただろう。
それでも、雨の日も、雪の後も、発作が出た後も、赤ちゃんを抱っこして通ってきてくれた。

信じて頂けることは本当にありがたい。

薬を使わずにこんな素敵なことができる治療法がオステオパシー以外にあるだろうか?
オステオパシーって凄いんです!

先日、患者さんを紹介頂いた。その患者さんは、紹介者の方から「人生が変わるから行ってごらん!」と言われたから来た!と言っていた。

「人生が変わる!」
「はい、変えさせて頂きます!」、、、そんな凄いこと私にはできません。

変える選択ができるのは唯一患者さんだけ。これは大人でも子供でも同じ。
私ができることは、「 その人が持っている(潜在)能力を最大限に高めることを助けること。」
高めることを助ける。高めることも自体も患者さんの身体に行ってもらう。
でも、(潜在)能力が高まると良いほうに変えようと思えたり、良い選択ができるようになるのかも。

本当に良い仕事。

オステオパシーって本当に凄いんです!

オステオパシーの無限の可能性を爆発してやる!