METとは、術者の用いる反対方向の力に対し、患者の筋肉を適切にコントロールされた方向へ収縮させることにより関節可動域を広げる手技です。しかし、METは単に手技というだけではなく、評価方法としても使われています。
METは、Fred Mitchell Srによって開発され、その息子Fred Mitchell Jrによってシステム化されました。初めてオステオパシーの手技として紹介されたのは1919年のことになります。あと少しで100周年です。
Mitchellに最初に骨盤に対する筋力を用いた矯正法を紹介しました。そして、この方法がどんどん広がり頭蓋骨以外のすべての関節に用いられていくようになりました。
METの適応症
- 収縮した筋を緩める。
- 動きの低下した関節の関節可動域をひろげる。
- 生理学的に筋力の低下した筋の筋力の促進。
- 局所の浮腫(むくみ)やうっ血の低下。
- 筋筋膜ストレッチ
- 伸長ストレッチ
- 体液循環の促進
- 痛みの低下
- 位置覚と運動覚の向上
- Post-isometric relaxation MET
- Reciprocal inhibition MET
- Isotonic contraction to increase tone
- Isometric contraction: 筋肉の長さは同じです。
- Isotonic(concentric) contraction: 筋肉は短くなります。
- Isolytic(eccentric) contraction: 筋肉は長くなります。
- 一般的に使われているMETのほとんどがこの手技になります。
- 他動運動で関節可動域が低下した時に用いられます。
- 関節をバリアーまで 持って行き、バリアーから離れるように筋肉を収縮させ、3~5秒。その後、完全に緊張を緩め、新しいバリアーまで持って行く。これを3~5回繰り返す。
- これは、硬くなった筋肉の拮抗筋を緊張させることによりその筋肉の緊張を緩和する手技になります。
- これは、意図的に術者の抵抗力を強くし、患者の筋力を上回るようにし、筋緊張とともにストレッチを加えます。
- 私は、大きな筋肉や強い筋肉。そして、Post-isometrcを3~4回繰り返したあと最後に用いることがあります。
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