2012年10月15日月曜日

第11回 Functional technique

本日はFunctional Technique(indirect) を紹介いたします。Functionalという単語はIndirect technique全体をさす場合もあるのですが、ここでのFunctionalはFunctionalという手技をさしています。

Functional Technique は1950年代初頭に複数のアメリカのオステオパスのグループにより発展しました。そして、William Johnston と Harold Hooverはその発展にとても強い影響を与えたことにより賞賛されています。

どういう治療かというと、問題のある関節はその関節が最も緩むところに位置され、その位置から関節が緩みたい方向へ導くようにします。

まずは、通常と同じよう10ステップスクリーンなどによりスクリーンして、さらに部位を特定するためにスキャンします。ここまでで治療すべき部位が明確になっています。
そして、ここからが過程がFunctional Techniqeuの特徴であり、とても重要になります。6方向(3方向の回旋運動と3方向の直線的な動き)を確認して治療する方向をきめるのです。

回旋方向(回旋と言っていますが、関節の運動軸を中心とした動きを確認します。)
  • 関節軸に対する回旋
  • 屈曲・伸展
  • 側屈
直線運動
  • 頭方向、足の方向
  • 右、左
  • 前、後ろ
最後に呼吸。呼気、吸気のどちらでやわらかくなるかを確認します。

 このテクニックも書くと???となるのですが、要は関節の動く方向の動きを全部試すということです。でも、慣れるまではかなり難しいかと思います。というのも、その動きは限りなく小さいからです。動きと言っていますが、関節を曲げたり、伸ばしたりするわけではありません。その動きは借りなく小さく、目視できないレベルです。できるだけ集中してその動きを感じてください。集中あるのみです。

練習し始めに勘違いしがちなのですが、筋肉の硬さを感じようとしてしまうことです。これではいつまでもなにが起こっているのか良く分かりません。骨の感触、動きを感じるようにしてください。

慣れるまでは難しいFunctional Techniqueですが、身体のほとんどの部位の治療に用いることができるとても優れた治療法です。練習してみてください。

でも、やっぱりわかりずらいですね。


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